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早稲田大学バレーボール部 創部 昭和6年(1931年)

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item11  部の紹介  高校生の皆さんへ>男子 >女子 item11
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item1h3a1c1b2a3a1b3b1a3a3a1a3 早稲田スポーツ新聞会 バレーボール記者座談会 2018年度をふりかえって

 早稲田大学の早稲田スポーツ新聞会、そのバレーボール担当の学生記者のみなさんはバレーボール部の全試合を取材して、たくさんの記事を発信しています。今年は、男子が春季と秋季リーグ戦、東日本大学選手権、そして全日本大学選手権で優勝し、初めて年間四冠を達成しました。バレーボール部を担当した3人に話を聞き、早稲田大学バレーボール部男女の2018年度の活躍をふりかえりたいと思います。 >>早稲田スポーツの記事へ 

 

◆早稲田大学男子バレーボール部2018年度主な戦績

関東大学春季リーグ戦優勝、東日本大学選手権優勝(3年ぶり3度目)、関東大学秋季リーグ戦全勝優勝(3季連続26度目)、全日本大学選手権優勝(2年連続6度目)

◆早稲田大学女子バレーボール部2018年度主な戦績

関東大学春季リーグ戦1部12位•入替戦2部降格、東日本大学選手権2回戦敗退、関東大学秋季リーグ戦2部優勝、入替戦で1部復帰ならず、全日本大学選手権2回戦敗退

 

早稲田スポーツ記者の皆さん

◆杉山睦美さん:神奈川県立平塚江南高等学校出身、文化構想学部3年、バレーボール部男子担当。「3年間本当にお世話になりました。バレー部が強くなっていくのと同じように、自分も記者として成長していきたいと思いながら過ごした3年間でした。この経験を今後に生かしていきたいです。」

◆松谷果林さん:筑波大学附属高等学校出身、法学部2年、バレーボール部男子担当。「4冠達成、連覇達成と最強のチームを1年間追い続けることができて本当に幸せでした。来年もバレーボール部のみなさんのご活躍をお祈りしています。わたしもできるだけ応援に行きたいと思っています。」

◆遠藤伶さん:鳥取県立鳥取西高校出身、社会科学部2年バレーボール部女子担当。「早大最大の持ち味である粘りのバレーにはバレーの持つ面白さが詰まっています。このようなレベルの高い環境でバレーの面白さに触れることができたことを至極光栄に感じております。」

 

最初に男子からお願いします

―今年度のベストシーンまたはベストの試合をあげてください。

杉山 全日本大学選手権大会の近畿大戦(準々決勝)は特に今年の早大の強さを感じました。例年近大には苦戦していて、今年は近大が関西の秋季リーグ戦で全勝優勝をしていて勢いもあるチームだったので、試合前は、私自身も少しドキドキしていました。選手たちも前々からこの近大戦を一つのヤマ場にあげていただけあって相当気合が入っているのを感じました。勢いに乗せると強い相手に対して、隙を見せず反撃の間を与えることなく勝ったという印象で、改めて強いチームだなと感じました。

松谷 私はやはり全日本大学選手権大会の決勝戦を挙げたいです。勢いに乗る福山平成大に苦しみましたが、勝負どころでのワンプレーに4年生の覚悟を感じました。特に第2セットは終盤まで2点リードを許した中で藤中選手(主将4年)のブロックポイントやリリーフサーバーの宮下選手(4年)の活躍で見事に逆転。そして優勝を決めた第4セット終盤の鵜野選手(4年)の独擅場も、この1年間エースとしてのプレッシャーを全て撥ね退けるかのような姿に本当に感動しました。

 

―今でも忘れもしない、記憶に残ったシーンは

杉山 全日本大学選手権大会の決勝で、試合前のスタメンコールの際に堀江選手(3年)が村本選手(3年)を送り出しているシーンは印象に残っています。リベロをやっていない時期もあった村本選手は相当重圧を感じていたと思いますし、堀江選手にも怪我で出場できないもどかしさはあったと思うので、それらも含めて記憶に残っています。あとは、天皇杯で堺ブレイザーズに敗れた後の選手のみなさんの涙も印象的でした。

松谷 日体大の敗戦(秋季リーグ戦第8戦)から2週間空けておこなわれた順大戦(9戦)での選手の生き生きとした表情が忘れられません。負けた次の試合ということで、私も不安でいっぱいでした。ですが、そんな不安を吹き飛ばしてくれるかのように全員が躍動していました。

 

―一方で、悔いの残る試合もあったと思います。

杉山 悔いというと少し違うのかもしれませんが、黒鷲旗(全日本男女選抜バレーボール大会)でのジェイテクトとの試合(予選グループ戦第1戦)です。格上相手に勝ちが見えていただけに、惜しい試合だったと思います。見ている側としては、熱い試合でした。年間通して大学の試合で唯一負けたのが秋季リーグ戦の日体大戦でしたが、その後の試合を見れば、あの負けは決して無駄ではなかったと思うので、悔いが残るという感じはしませんでした。

松谷 悔しい試合というと、秋季リーグ戦でフルセット勝ちをした明大戦が思い浮かびます。トスを上げた先にアタッカーがいない、ボールのお見合いやスパイクミスなど早稲田らしくないミスから10連続失点で逆転を許した場面がありました。試合にはフルセットで勝ちましたが、選手の表情が暗かったことが印象的でした。あの悪い流れを切れなかったことで翌日の日体大戦に負けたと思うと、あの試合がある意味ターニングポイントだったかなと思います。(松谷)

 

―ことしのチームはどういう印象のチームでしたか。

杉山 とにかく強いの一言に尽きるのではないでしょうか。安定感が素晴らしかったです。競っている場面でも負ける感じがしなくて、安心して見ていられました。

松谷 強さや安定感に加え、優しさを感じるチームでした。誰かがミスをしても他の全員が声をかけてフォローするという姿を数えきれないほど見てきました。特に主将の藤中選手や副将の小林選手はコートに立つメンバーだけでなく、ベンチメンバーやユニフォームを着ない選手にも気を配っていました。このような優しさや思いやりがあったからこその4冠と連覇だと感じています。

 

それでは続いて女子についてお願いします

―今年度のベストシーンまたはベストの試合をあげてください。

遠藤 ベタ中のベタになりますが、秋季関東大学リーグ戦(2部)で優勝を決めた試合です。総当たり戦を全勝で通過し、上位決勝に進んだ早大。優勝を決めようと臨んだ山梨(都留文科大学が会場でした)でしたが、敬愛大に敗れると続く大東大にも連敗を喫してしまいます。優勝どころか入れ替え戦も危ぶまれる中行われた江戸川大との最終戦。第1セットは過去の2試合同様、自陣のミスから流れを作ることができず落としてしまいますが、第2セットついに早大が目覚めます。持ち前の粘りが真価を発揮し始め、森(主将4年)、富澤(3年)の両エースにセッター橋本(1年)が的確にトスを配給。そこに今年1番の成長株井上(2年)が高い決定力を見せつけ、それ以降は江戸川大を圧倒しました。春季リーグ戦で2部に降格して以降、チームとして増やそうと取り組んできた攻撃のバリエーションが、百花繚乱咲き乱れ、そこに伝統的な粘りも出た、攻守共に今年1のバレーで優勝が決まったと思います。

 

―今でも忘れもしない、記憶に残ったシーンはなんですか。

遠藤 昨年最後の試合となった全日本大学選手権大会日体大戦(2回戦)の最終盤です。セットカウント0−2、日体大に大量リードを奪われて迎えた第3セット終盤、ローテーションが回り後衛に回った主将の森選手がコートを離れます。勝ちたいという気持ちとは裏腹に日体大が得点を連取し、早大はマッチポイントを取られてしまいます。しかし、チームとしてこれまで全体を先導し続けてきた森選手をコートに上げずに終わるわけにはいかない。その想いでもう一度チームが一つになり、後輩たちが得点を決めローテーションを回し、森選手を再びコートへ上げます。最後は森選手のブロックをかすめたボールがコートに落ち、試合終了となりましたが、コートの中には悔しさだけでなく一年をやり切った充足に満ちた表情を浮かべる選手たちがいたことが印象に残っています。

 

―一方で、残念な試合もあったと思います。

遠藤 秋季リーグ戦、都留文科大の会場で行った2試合です。これまで全勝できていて、優勝をほぼ手中に収めた中での上位決勝でした。しかし、それが選手たちの慢心に繋がってしまい、いつもの粘りがなく、ラリーが一回で切られてしまうことが多かったです。そのため攻撃にもリズムが生まれずチグハグな攻撃となってしまいチームとして士気が上がらないまま連敗してしまったのが、残念と言えてしまう試合でした。

 

―ことしのチームはどういう印象のチームでしたか。

遠藤 伝統的な笑顔あふれるチームであると共に自分がやらなければならないという自覚をそれぞれが持った気概を強く感じるチームだったように感じます。

 

― それでは恒例ですが、一年を漢字で表してください。

遠藤 女子は、あえて四文字の「百花繚乱」です。4人の全く役職の異なる四年生を中心に、選手それぞれが自分の役割を自覚し、それぞれの色が咲き誇った一年だったからです。

杉山 男子は、「幸」です。覇者の「覇」なども考えたのですが、四冠という歴史に残る偉業を間近で見ることができて、幸せな一年だったなと思いました。(杉山)

松谷 男子は、「感」です。たくさんの感動を与えてくれたバレーボール部のみなさんに感謝の気持ちでいっぱいです。

 

――早稲田大学バレーボール部、来年度男子は全日本大学選手権大会連覇! 女子は上位進出を狙って欲しいです。来年最も期待したい選手はだれでしょうか、まず男子は?

杉山 最上級生となる堀江選手、武藤選手(ともに3年)はもちろんですが、ほかの人とかぶりそうなのであえて避けます。わたしは、宮浦選手と村山選手(ともに2年)に期待したいです。二人とも、一年生の頃から活躍していますが、新年度からは、後輩もコートに立ちます。自分のプレーだけでなく、上級生としてチームのことを今まで以上に考えなければいけない場面が来ると思うので、そうなった時の活躍が気になります。

松谷 私はこの1年たくさんインタビューさせていただいた堀江選手に期待しています。ジャカルタで行われたアジア大会やケガによる長期離脱間での取材を通じて、堀江選手の内に秘めた強い思いをたくさん感じることができました。春先から復帰されると伺ったので、はやくプレーする姿が見たいです。

遠藤 女子は橋本選手です。一年生セッターながら秋からはスタメンとしてコートに立ち続け、早大の武器となったコンビバレーを作り上げました。森選手の引退によりコンビバレーの質が一層求められる中、いかに攻撃陣を操れるかは橋本選手の手腕にかかってくるものが大きいと思います。しかし、クレバーさと責任感を兼ね備えている橋本選手なら必ずその重役を果たしてくれると思い期待したい選手とさせていただきました。

 

早稲田スポーツ新聞会の皆さん、1年間取材ありがとうございました。新年度もよろしくお願いします。

(この座談会は2019年2月8日に都内で開催しました。記事の内容は、稲門バレーボール倶楽部田中浩一が再構成しました)

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