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item1h3a1c1b2a3a1b3b1a3a3a1a1a1a  えんじの人々(17)「WASEDA CUP」に参加ください

吉原東光 さん(平成13年人間科学部卒業)

2013年11月掲載

「WASEDA CUP」をご存知ですか。稲門バレーボールクラブの会員を中心に、3年前から始まったバレーボールの大会です。そのホームページによりますと・・・

『WASEDA CUPとは早稲田大学バレーボール部のOB&OG組織が企画・運営する男女混合バレーボール大会です。 2011年に創部80周年を迎えたことにより新たな試みとしてスタートしたイベントです。 本イベントはチーム単位ではなく、個人単位でエントリーを受け付け、運営者側にてチーム編成を行うという、今までのチームスポーツの常識にとらわれない方法で展開しております。スポーツを通して、バレーボールを通して、多くの交流が生まれることを目的としております。』

この「WASEDA CUP」創設の中心人物である吉原東光さん(平成13年人間科学部卒業)に、その誕生の経緯、目的、活動などについて、以下のように寄稿をいただきました。第3回WASEDA CUPは、2014年1月18日(土)開催予定です。皆様には奮ってご参加頂きますようお願い申し上げます。

 

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創部80周年を機にはじまり、今年で3回目を迎えるWASEDA CUPというイベントについてどのような経緯で実現したのか?を書いてみたいと思います。

http://wasedacup.jimdo.com/ 参照

2009年頃だったでしょうか?

2011年に早稲田大学バレーボール部が創部80周年を迎えるとのことで、節目に何か面白い企画ができないか?という趣旨で、若手のOBに話がありました。金川裕一さん(昭和57年教育学部卒業)からのメールでした。

僕は当時、30歳くらいだったかと思いますが、自分には「なにか合わないなあ」と感じながら会社勤めをしておりました。何か自分でやりたいと思いながらも特にこれといったアイディアが思いつかず、情報収集だと自分に言い聞かせながら毎日飲み歩いておりました。僕のプライベートのブログを金川さんが読んでいたそうです。金川さんから、80周年記念のイベント開催にアイディアを考えて欲しいとの連絡でした。

僕はその時、直感的に「チャンスだ!」と感じました。何がチャンスかその時は全くわからなかったのですが、きっと何かできる!というか、自分が考えたことが受け入れられて“形”になる、実現するという予感がしました。

創部80周年という節目に、記念パーティーをしてそれで終わるということではなく、そこから始まるストーリーが描けないものかと考えはじめました。まず、80周年を機に人を集めるにはどうしたらいいのだろう?

「早稲田のバレーボールのファンを創ろう」という突拍子もないアイディアが出ていたのですが、まずは、身近な人たちへのアプローチが先だと感じ、早稲田のOB、OGにスポットをあてました。

OB、OGが集まる機会ってなんだろう?と思い返してみると、なんかのパーティーの立食イベントのようなものが頭に思い浮かびました。最後に肩を組んで校歌を歌うあれです。僕は超がつく人見知りなので、立食パーティーが苦手で仕方ありませんでした。

「オフィシャルな集まりに若手が参加してこない。なぜだろうか?どうすれば若手の参加するようになるのか?」という悩みの声があがっていたのですが、実は僕自身がその当人だったりするので、なんとなくそんな風に感じていました。

「“OB・OG”っていってもそんなにしゃべったこともないし、どんな人かよく知らない。お互いに盛り上がるような共通の話題もないし、気まずいし・・・」という考えの人も少なくありませんでした。「世代を越えた出会いのきっかけ作りができないものだろうか?いきなりお酒の席を共にする、ということでは今までと同じで気まずいので、何か一緒にやるようなイベントというのはどうだろうか? となるとスポーツがよさそうだけど、ゴルフとかは若手はやらないし、行くのに時間がかかるし、お金がかかるし・・・」

「う~ん。じゃあバレーボールはどうなんだろう?元々バレーボール部のOB、OGなのだし、よく考えてみたらみんなの共通点じゃん。」とひらめいたわけです。

 

「よし!男女一緒にできる男女混合バレーボールをテーマにしよう。

バレーボールは通常チーム単位のエントリーだけど、チームではなく個々でエントリーしもらおう。運営者側でチームを振り分けるという個人参加型のスタイルはどうだろう?」

男女混合バレーとは男性3人、女性3人でチームを作る競技です。

「でも、チームのメンバーが全員年代バラバラの知らないOB、OGで構成されるっていうのも、意外と面白いんじゃないだろうか?10チームくらい作って対戦すると盛り上がるんじゃないだろうか?」あらゆる仮説を考えて、企画書にまとめて身近な人たちの考えを聞くことにしました。

稲門バレーボール倶楽部にはその時点で、すでに「創部80周年イベント企画グループ」というものが立ち上がっており、そのメンバーのなかでは「それ面白そうじゃないか」という話になったのです。

開催するには、稲門バレーボール倶楽部からの承認が必要なので、何度もその幹事会に出席して説明を重ねました。

最初は「わせだかっぷ?なにそれ?美味いの?」って、誤解されて首をかしげられることが多かったのですが、1年間にわたって「WASEDA CUPはこういう目的で、こういう趣旨で、何としても開催したい」と訴え続けました。ようやく何度目かの幹事会で「若手に任せてみようじゃないか」と承認され、創部80周年記念の目玉イベントとして開催されることが決定しました。とても嬉しかったのは当然ですが、同時になんとしても形にしないといけないという責任もあり、緊張感も生まれました。

「お前いいことばっかり言うけれど、結局できねーじゃん。」とは、絶対に言われたくなかったので、自分の中で戦略を練り、「WASEDA CUP」の周知徹底につとめました。

僕は何をするにおいても、以下の2つが大事だと思っています。

1、コンセプト

2、プロモーション

WASEDA CUPのコンセプトは、「世代を越えた交流」です。そのために、あらゆるツールを使ってプロモーションにつとめました。周知といえば、WASEDA CUPの宣伝をメールや手紙等の郵便ツールが普通ですが、僕はそうではない違ったやり方をしました。

WASEDA CUPというイベント自体の告知ではなく、WASEDA CUPを開催する目的や意図、そして「WASEDA CUPに参加するとこんなふうになりますよ。」という未来像といいますか、イメージを伝えることに集中しました。「熱意」というやつです。多少のユーモアを交えながら、主催者のわれわれは冷静を心がけながら情熱をもって伝え続けました。すると年長の方々にもその熱意が通じたのでしょうか、協力してくれる先輩やわれわれよりもさらに若手の後輩からも声が上がり、「参加したい!」と言ってくれる人たちが沢山集まりました。

チーム単位ではなく、個人としてのエントリーでしたので、チームのバランスがとれるだけの人員人数が集まるまでは気が休まらず、連日ドキドキしていました。ところが、日を追うにしたがって多くの方々の参加申し込みがあり、また各方面からのご協力も集まりました。第1回大会は8チームをつくれる人数が集まり(50人以上)、大会開催へ踏み出すことができました。本当にありがたく、涙が出るくらいうれしく思いました。

WASEDA CUPをスタートさせていま思うことは・・・

「人生は自分が思った通りの人生になります。

これくらいでいいや。と思えばそれくらいの人生になるでしょうし、ああなりたい!と思えばきっとそうなります。皆さんはバレーボールをやっていた時は大きな夢や目標があり、計画を立て、努力し、達成に向けて頑張ったと思います。

これからはどこに向かって走っていくのか?

どこに向かって登っていくのか?

自分で見つける必要があります。

社会に出ると意外と見つからず悩んでいる人が多いです。

大袈裟かもしれませんが、僕はWASEDA CUPがきっかけとなり見つかりました!

皆さんも絶対、見つけてください!」

 

吉原東光さん(よしはら とうこう)

1997年(平成9年)3月に広島県立神辺旭高校卒業、高校在学中のチーム戦績は春の高校バレーベスト8、全日本ユース代表に選ばれて世界大会3位。同年4月に早稲田大学人間科学部スポーツ科学科に入学。在学中はレフトで2部リーグ、1部リーグで出場。2003年(平成 15年)3月に早稲田大学を卒業し、現在、株式会社オーカ代表を務める。

※株式会社オーカは、児童福祉法に基づく通所支援事業(厚生労働省認可事業所)をメインにおこなっている。http://www.corazon-kid.com/参照

早稲田大学バレーボール部

 about  
 早稲田大学

WASEDA UNIVERSITY VOLLEYBALL CLUB 

早稲田大学バレーボール部男子は、昭 和6年(1931)創部、翌昭和7年(1932)関東学生排球連盟が結成され、早大の公式試合の初参加となる関東学生春季リーグに出場。昭和9年 (1934)春リーグで初優勝、昭和10年(1935)春季から昭和16年(1941)秋季リーグまでリーグ戦14連覇の偉業を果たし、戦前の日本のバレー ボール界をリードしてきた。また戦後も、昭和23年の第1回全日本大学選手権で優勝、昭和28年(1953)単独で渡米し全米選手権に出場し、世界の主流 であった6人制バレーを体得、日本へ持ち帰り、6人制のパイオニアとなった。関東大学リーグ優勝23回、全日本大学選手権優勝3回、準優勝3回。2012年度全日本大学選手権 第3位、2013年度秋季関東大学リーグにて27年ぶりの優勝を、また同年全日本大学選手権で61年ぶりの優勝を果たした。伝統ある定期戦は、慶応義塾大学との「早慶戦」(2013年度、第77回)、関西学院大学との「早関戦」(同、第65回)、OBも加わって競う「全早慶明」(同、第66回)の定期戦がある。2013年度、男子は関東大学リーグ1部リーグに、女子は2部に所属。毎年、リーグ戦優勝と学生日本一をめざして、学生自主のもと、鍛錬している。

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